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#20.願書の提出とトラブル回避・・・2022年9月24日配信から最新情報まとめ

#20.願書の提出とトラブル回避
ご感想: 願書を出す時間帯にも注意が必要なのは驚きました。

小学校受験のリアルをお届け!ポッドキャスト番組「お受験相談 咲良カフェ」

2022年よりお届けしているポッドキャスト番組「お受験相談 咲良カフェ」の内容をもとに、内容をアップデートしてこれからブログにまとめて掲載していきます。小学校受験を考えているご家庭の皆さまに、役立つ情報をお届けできればと思っています。

願書提出に際して押さえておきたいポイント

小学校お受験を迎える皆さん、いよいよ願書の提出が本格化してきましたね!
埼玉エリアでは夏が明けてから、
東京・神奈川エリアでは、いよいよ10月1日から願書受付が始まる学校も増えてきています。
今回は、そんな願書提出に際して押さえておきたいポイントをお伝えしたいと思います。

1. 願書提出のタイミングと併願校の調整

まず、願書の提出順が受験番号に影響することをご存知でしょうか?
もし午前中に受験したい場合、午前に受ける学校に願書を早めに提出することが必要です。
午後の学校に受験したい場合も、移動時間を考慮して余裕を持った提出が大事です。
このタイミング調整は、意外と大きなポイントになりますよ。

何も考えないで出願した結果、2校(3校のことも)受けられるはずが、1校のみにということが起こったことに気が付いていない方も多いかもしれません。

もちろん、体力や次の日の影響も考えて決めていく必要があります。
総合的に最後はお子さまの調子もあるので、予定していたところが受けられないこともあることを心の片隅においておきましょう。

2. 郵便局での注意点

願書を提出する際、学校の近くの郵便局から送ると早く着くかもしれませんが、混雑している場合があります。
そういった状況が学校側に伝わると、場合によってはクレームに繋がることもあるので、常識を持って行動することが大切です。

特に最近は郵便事情が違っています。時間が確認できない場合は、少なくとも到着の日をしっかり確認しておいてください。

消印有効のところが多いので、時間内に行けばミスをするということは想定しにくいですが、上記のように受験番号の関係から時間まで配慮することを考えると、出す郵便局へは出向くことになりますので、ご自身の時間を確保することが必要になりますね。

3. 面接日程の調整

願書を提出した後、面接日程が決まることが多いですが、その日時は選べない場合がほとんどです。
特に、働いているご家庭やご兄弟がいる場合は、調整が難しいことも。
どうしても外せないお仕事、代わりのいないお仕事となると、面接の方を諦めることも出てくるかもしれません。

ここは毎年、この期間で面接を行いますというご提示はあるものの、
受験者が選ぶことができない場合だと、予定が立てられずとても悩ましい場面があります。

対策としては、できるのであれば事前に職場や家庭内で調整をしておくことが重要です。
「面接日程が決まりました」という連絡を受けてから、突然慌てないように、前もって職場の協力を仰いでおくなど、今から少し準備しておくことをお勧めします。

4. 精神面のサポートがカギ

最後に、テクニカルな部分だけでなく、家庭内のコミュニケーションも非常に大事です。
受験準備で忙しくなると、どうしてもストレスが溜まりやすいもの。
特にお父様とお母様の間で意見の食い違いや、気づかないうちに気持ちがすれ違ってしまうことも。ここで大切なのは、小さなことに感謝の気持ちをしっかり伝えること。
心理学的にも人はできていないことに目が向いてしまうものです。
お互いに頑張っていることを認め合い、あるものを大切にすること。
言うは易く行うは難しですが、逆をしたとしていい方向に向かうでしょうか?

小学校受験の準備は、家族全員で協力し合うことで乗り越えるものです。
初めての経験で分からないことも多いからこそ、正しいと思っていること自体がずれている可能性もあるのです。

お子さまの未来のために、始めたこと。
ご家族で力を合わせるという原点を忘れずに、この時期を乗り越えていきましょう。

5.息抜きの場所や時間をどう作るか

ご夫婦間のこともですが、ママ友との関係もよく質問があります。

息抜きのつもりで話したことが、思わぬトラブルになることも…
合否という結果を伴うものなので、最初と全然違う関係になるケースもありますが、
もちろん、最後まで気持ち良く過ごせるに越したことはありません。

注意点は私のコンサルの中で、ご相談を受けたときにお話ししています。

近しいお友達と同じ学校を受験することになった場合

受験番号が近かった場合、

受験前後で良く起こるトラブル

合否が分かった時 など

最後まで受験期は続くので、具体的なアドバイスもあれば、心の持ちようもお伝えすることもあります。

そういう意味で息抜きがてら話ができる相手や、場所、自分なりの方法を持っておくのは大事なことですね。
これは、お父さま・お母さま・お子さまで解決できたら一番いいですが、そうもいかないことも多々あります。

私はそんなときのメンターにもなりたいと思っています。

6.実力の伸長

こうして願書・面接をしている間にもお子さまは最後まで実力を伸ばし続けています。
その芽をしっかり伸ばしていくためには、時間や心の余裕が必要だということは、これまでの流れで理解いただけたかと思います。

お子さまは、どんどん成長して自立しています。
本当は成長が止まっていたのは親御さんだったという声を聞いたことがあります。
子どもさんの2~3年の成長は大人の10年分くらいに感じられていることでしょう。

入試を迎えるまで、その伸長を大きく支えるために必要なのは
まさに親の器の大きさを広げていくことに他なりません。

手をかけすぎたり、焦りから力や言動でねじ伏せやらせても、思春期に反動がきたりする例も少なくありません。
ご自身が子どもだった頃、自分の親御さんの言動を思い出してみてください。
ありがたかった親の言葉、嫌だったこと、色々あるはずです。

お子さまはお子さまの人格の形成途中にあります。
親御さんと同じではない一人の人間として、生まれ持った気質もあります。

理解をして、腹落ちをしているのか、子どもも本気になっているのか
そんな状態になるのをしっかり見守って待ってきた家庭でありたいものです。

最後に:

最後に、皆さんにお伝えしたいのは、「この受験準備は、ご家族にとって貴重な経験になる」ということです。
面接の練習を通じて、挨拶の重要さや、コミュニケーションの大切さを再認識することができる良い機会です。
お子さまの成長だけでなく、ご家族全員が一緒に成長できる時間になることを願っています。

これからが本番です。国立までの方は、長丁場になります。
皆さん、体調に気をつけて頑張ってくださいね!

今週も皆さんの心のサクラが咲きますように。

参考:ポッドキャスト番組「小学校お受験相談咲良カフェ」020.願書の提出とトラブル回避 2022年9月24日配信