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#19.最終願書のポイント・・・2022年9月10日配信から最新情報まとめ

#19.最終願書のポイント
ご感想: 提出前の願書のコピーは盲点だなと思いました。

小学校受験のリアルをお届け!ポッドキャスト番組「お受験相談 咲良カフェ」

2022年よりお届けしているポッドキャスト番組「お受験相談 咲良カフェ」の内容をもとに、内容をアップデートしてこれからブログにまとめて掲載していきます。小学校受験を考えているご家庭の皆さまに、役立つ情報をお届けできればと思っています。

最終の「願書」について

夏休みが終わり、新学期がスタートすると慌ただしい日常が戻ってきてあっという間の入試です。
夏が終わると瞬きをしたら入試だった!という笑い話も。

秋は、年長さんにとってはまさにお受験の「佳境」。
そして、年中・年少さんにとっても次のステージに向けて、教室選びやカリキュラムの検討が本格化していく時期になります。
 
今回は特に、年長さんのご家庭に向けて、出願前に要チェック!
「願書」について、改めてお伝えしたいことをまとめました。

願書は「試験」の一部。コピー、忘れていませんか?

多くのご家庭が、8月中に願書の下書きを進め、清書という段階に入っていきます。

願書は、ただの書類ではありません。
私はいつも「面接はもう願書から始まっている」とお伝えしています。

願書には、志望理由、ご家庭の教育方針や、お子さまへの関わり、日々の出来事を通じたエピソードを記しますが、その内容を面接で掘り下げて質問されることも珍しくありません。

だからこそ、提出する前に必ず「コピー」や「写真」、スクショを撮っておきましょう。
そして、ご夫婦間の共有も忘れずに。

学校ごとに内容やトーンを変えていればなおさら、あとで「何を書いたか覚えていない!」という事態は避けたいですね。これは意外と見落としがちなミスなので、ぜひ注意してください。

併願校は大丈夫?見直す?

願書を書く作業を通じて、ご家庭の考え方や方針がより明確になってくることがあります。

それと同時に、
「この併願校で本当にいいのだろうか?」
「家族として、このスケジュールに耐えられるだろうか?」
といった迷いや不安も出てくる時期です。

これは、ご家庭の「軸」を見直す良いチャンス。

焦って多くの学校に願書を出す前に、家族でしっかり話し合ってみてください。お子さまの様子やご家庭のスタイルに合った学校選びが、最終的には一番満足のいく受験結果につながっていきます。
直前の模試の結果が悪くて、とても不安になる方も多いですが、子どもの模試は精神的にまだ成熟していないお子さまなので、私は出願校を変える必要はないと伝えています。
ただ、過去問をやってみた結果、全然理解が及んでいない単元が必須になっている場合は、解けたという感覚もないままで本番を迎えることになるため要注意です。

他人の情報やネットのうわさに左右されすぎず、「我が家はどうか」を大切にしてくださいね。

そして、めちゃくちゃ絞るのもどうかと思います。
場数で子どもも親も慣れていくからです。

特にサンデーショックと言われる年は受験番号の読みが難しく、併願できるパターンが変わるので例年と比較し難しい傾向にあります。
塩梅が難しい、そんな時にご相談をよくいただきますし、作戦が的中するとご家庭もとても喜んでいただけます。

清書は“正しいスタイル”で。ペンの種類にもご注意を

最近はWebで提出のところも出てきました。
しかし、手書きの願書提出もまだまだ健在です。
「願書って最初からペンで書くんですか?」というご質問もよくいただきます。

おすすめの手順はこうです:

願書をコピーして、鉛筆で下書き

罫線がない場合は、自分で罫線を引く

1行に何文字入るかを計算して整える

清書時はインクペン(万年筆や水性ペン)で。ボールペンは避けましょう

正式な書類を出す、という姿勢を伝えるためにも、使用する筆記具には気を配ってくださいね。
修正液もNGですので、書き間違えた時のために複数枚の願書を取り寄せておくと安心です。

書き損じをなくすために、下にライトのついたものを一番下に敷いて、
下書きを挟み清書用を一番上にという技もあります。

書き終えたときには、肩や手首がガチガチに…。
「腱鞘炎になりそうでした」というお声もよくいただきます(笑)。
それくらい、気力と体力を注ぐ作業なのです。

時間を捻出して書き上げられている丁寧な願書に、いつも感服しています。

願書を書き終えたら、次は「整える」こと

願書が完成すると、一段落した気持ちになるかもしれません。

でも本番はこれから。
面接に向けて、学校研究の内容を確認・共有してください。
そして、家庭の考えや価値観を「言葉で伝える準備」をしていきましょう。

願書がしっかり書けていれば、その内容を軸に面接もブレずに臨めます。

ご家族の考えが一致しているか、話し合いの中で再確認しておくと、心配もぐっと減ります。
良く起こるのは、忙しくて夫婦の調整時間が取れないという態度にヤキモキすること。
でも、こういう時こそ、優先順位が明確になるというものです。
そして、もし思った通りにならなかったとしたら、清く諦めて譲ることを知ることもあります。
それが家族だからです。

色んなことを受け入れたり、乗り越えたり、譲ったりの連続を感じることもたくさんあるでしょう。

そんな時に間に立って、面接練習を進められるのも私の役割です。
夫婦の理解について、うまくいく方法をお話しすることもあります。
そういうものだと思えたら面接の時に慌てることなく、穏やかな気持ちで臨むことができると思います。

願書の記入量はマチマチ

本当に出願するのに最低限の情報だけの願書もあれば、
事前面接かのように何千字も書いて出す願書もあります。

出願校が複数校に及ぶと、記入が追いつかなくて出願を諦める事態にもなりかねません。
計画的に進めたいものです。

願書が配布される時期も一定程度の期間が設けられていますが、
可能性のある学校は早めに取り寄せて、分量をざっと目を通しておくことをお勧めします。


AIの活用について

ここはPodcast番組内ではお話していない部分です。

最近、効率化のためにAIを使った願書について相談があります。

私の考えで言うと、
本当に手触り感が感じられる願書になっているかです。
例えば素晴らしいな!と思う願書が出来上がっていたとします。
幼児教室でもお墨付き!という願書のフィードバックがあったとします。

ですが、面接で話すのは、もちろんリアルの親御さん。
印象・内容が一致し心からの言葉でなければ、心理的にも響くものにならない。
違和感が残るとむしろ…という事態を招きます。
もし、活用されたいということであれば、是非ご自身の言葉で仕上げてください。

最初から、面接を想定していること

これがポイントです。

最後に:

お受験に向かうこの時期は、心も体も張りつめがちです。
季節によっては厳しい夏、疲れが秋にドッときて最終の追い上げができずというパターンもよくあります。
どうか頑張りすぎず、時にはストレスを上手に発散させながら、気持ちのバランスも保ってくださいね。
そのあたりは、お子さまも自分でコントロールするのはまだまだできない年齢です。
環境は親が整えるもの、こういうことも含め親の受験とも言われる理由かもしれません。

ご不安やお悩みがあれば、どんなに小さなことでも構いません。
お気軽にご相談いただけたら嬉しいです。

今週も皆さんの心のサクラが咲きますように。

参考:ポッドキャスト番組「小学校お受験相談咲良カフェ」019.願書のポイント 2022年9月10日配信