#12.こどもの頭の中を覗いてみよう~言語~
ご感想: 言語学習にはコミュニケーションが必須だと実感しました。
小学校受験のリアルをお届け!ポッドキャスト番組「お受験相談 咲良カフェ」
2022年よりお届けしているポッドキャスト番組「お受験相談 咲良カフェ」の内容をもとに、内容をアップデートしてこれからブログにまとめて掲載していきます。小学校受験を考えているご家庭の皆さまに、役立つ情報をお届けできればと思っています。
言語学習にはコミュニケーションが必須
6月に入り、お受験対策もいよいよ本格的になってきたご家庭も多いのではないでしょうか。
「なかなか覚えられない」
「できるようになってほしいのに、進まない…」
そんなとき、つい焦ってしまう——そんなお気持ち、私もよく分かります。今日は、そんな“焦り”との付き合い方、そして学習の中でも特に大切にしたい「言語」の力について、お話ししたいと思います。
「なかなか覚えられない」
「できるようになってほしいのに、進まない…」
そんなとき、つい焦ってしまう——そんなお気持ち、私もよく分かります。今日は、そんな“焦り”との付き合い方、そして学習の中でも特に大切にしたい「言語」の力について、お話ししたいと思います。
子どもの成長に焦りはつきもの。でも…
お母様やお父様から、よくこんなお声をいただきます。
「お友だちより遅れている気がして、焦ります…」
「志望校のことを考えると、不安で仕方ありません…」
でも、これって実は、どのお子さま、どの親御さんにも必ず訪れる過程の一つなんです。
説明会に参加したり、願書に目を通したり。現実的になればなるほど、「あれもやらなきゃ」「これも間に合うかな」と思ってしまうのは当然のこと。
そんなときこそ、一度立ち止まって、お子さまの“今”をしっかり見つめてみてください。
前はできてなかったことができるようになっているな。
今、どんなことに興味があるんだろう?
考え方や視点に、どんな変化がある?
目の前の子どもを受け止めて、そこから少しずつ“次のステップ”へと引き上げていく。
その積み重ねが、確実に未来へつながっていきます。
焦りから来る上からの指導は、往々にして親子の距離を遠ざけてしまいます。
まずは深呼吸。そして笑顔で「一緒に頑張ろうね」と伝えてあげてください。
「お友だちより遅れている気がして、焦ります…」
「志望校のことを考えると、不安で仕方ありません…」
でも、これって実は、どのお子さま、どの親御さんにも必ず訪れる過程の一つなんです。
説明会に参加したり、願書に目を通したり。現実的になればなるほど、「あれもやらなきゃ」「これも間に合うかな」と思ってしまうのは当然のこと。
そんなときこそ、一度立ち止まって、お子さまの“今”をしっかり見つめてみてください。
前はできてなかったことができるようになっているな。
今、どんなことに興味があるんだろう?
考え方や視点に、どんな変化がある?
目の前の子どもを受け止めて、そこから少しずつ“次のステップ”へと引き上げていく。
その積み重ねが、確実に未来へつながっていきます。
焦りから来る上からの指導は、往々にして親子の距離を遠ざけてしまいます。
まずは深呼吸。そして笑顔で「一緒に頑張ろうね」と伝えてあげてください。
学びの土台は“言葉の力”から
今回は、学習の中でもとても重要な「言語」についても触れたいと思います。
小学校受験で求められる“言葉の力”は、単に語彙が多いとか、ハキハキ話せるというだけではありません。
たとえば、「雨がザーザー降る」「ポツポツ降る」「しとしと降る」などの擬音語や擬態語。
これらは、日々の生活の中で、お子さまがどれだけ“言葉と経験”を結びつけられているかが試される問題です。
おうちでできること、それはとてもシンプル。
雨が降ってきた時に、「ザーザー降ってるね」と声に出して伝える
お皿を洗うとき、「水がジャーっと流れてるね」と一緒に観察する
おやつの時間に「サクサクのクッキーだね」と触感を言葉にする
こうした日常の一言一言が、お子さまの“言語の貯金”になっていきます。
小学校受験で求められる“言葉の力”は、単に語彙が多いとか、ハキハキ話せるというだけではありません。
たとえば、「雨がザーザー降る」「ポツポツ降る」「しとしと降る」などの擬音語や擬態語。
これらは、日々の生活の中で、お子さまがどれだけ“言葉と経験”を結びつけられているかが試される問題です。
おうちでできること、それはとてもシンプル。
雨が降ってきた時に、「ザーザー降ってるね」と声に出して伝える
お皿を洗うとき、「水がジャーっと流れてるね」と一緒に観察する
おやつの時間に「サクサクのクッキーだね」と触感を言葉にする
こうした日常の一言一言が、お子さまの“言語の貯金”になっていきます。
しりとりが侮れない言語トレーニングに!
言語の力を育てるうえで、楽しく取り入れてほしいのが「しりとり」です。
「しりとり」といっても、実はたくさんのバリエーションがあるんですよ。
頭しりとり(言葉の最初の音同士でつなぐ)
中しりとり(真ん中の音でつなぐ)
応用しりとり(言葉の知識+音の理解+柔軟な発想力)
こうした遊びの中で、お子さまは自然に語彙や音の構造、物の名前を覚えていきます。
また、面白いのが、お子さまによって「聞こえている音」と「理解している音」が違うこともある、という点です。
たとえば「ダルマ」という言葉を「ラルマ」と覚えて(聞こえて)いると、問題の正解にたどり着けません。でも、それは“知らない”のではなく、“音の認識”の違いだったりします。
ここを「なんでできないの!」と責めるのではなく、
「そうか、そう聞こえてたんだね」と寄り添ってあげることで、学びはぐんと深まります。
「しりとり」といっても、実はたくさんのバリエーションがあるんですよ。
頭しりとり(言葉の最初の音同士でつなぐ)
中しりとり(真ん中の音でつなぐ)
応用しりとり(言葉の知識+音の理解+柔軟な発想力)
こうした遊びの中で、お子さまは自然に語彙や音の構造、物の名前を覚えていきます。
また、面白いのが、お子さまによって「聞こえている音」と「理解している音」が違うこともある、という点です。
たとえば「ダルマ」という言葉を「ラルマ」と覚えて(聞こえて)いると、問題の正解にたどり着けません。でも、それは“知らない”のではなく、“音の認識”の違いだったりします。
ここを「なんでできないの!」と責めるのではなく、
「そうか、そう聞こえてたんだね」と寄り添ってあげることで、学びはぐんと深まります。
言葉を通して、親子の絆も深まる
お受験の準備を通して、焦りや不安に揺れる日もあると思います。
でもそんな時こそ、お子さまの内側を「のぞいてみる」ことが大切です。
どうしてこの答えを選んだのかな?
もしかして、言葉の意味がすこしズレていたのかな?
まだこの経験が足りなかったのかな?
そうやって丁寧に向き合っていくうちに、子どもも親も「あっ、そういうことだったんだね」と笑顔になれる瞬間が増えていきます。
焦って離れるのか。寄り添って引き合うのか。
その選択の連続で、親子の時間の結果は大きく変わります。
でもそんな時こそ、お子さまの内側を「のぞいてみる」ことが大切です。
どうしてこの答えを選んだのかな?
もしかして、言葉の意味がすこしズレていたのかな?
まだこの経験が足りなかったのかな?
そうやって丁寧に向き合っていくうちに、子どもも親も「あっ、そういうことだったんだね」と笑顔になれる瞬間が増えていきます。
焦って離れるのか。寄り添って引き合うのか。
その選択の連続で、親子の時間の結果は大きく変わります。
最後に:
これから夏にかけて、お受験準備はどんどん進んでいきます。
でもその中で、何よりも大切にしていただきたいのは「お子さまとの会話」です。
理解される喜び、伝える楽しさ、これが今だけではないここから長い親子の関係に大きく影響するのは言うまでもありません。
言葉は、心を育て、思考を深め、世界を広げてくれる力を持っています。
ぜひ、日常のふとした瞬間を「学びの場」に変えていってくださいね。
私もこれからまた、学習や言語に関するテーマで、皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。
今週も皆さんの心のサクラが咲きますように。
でもその中で、何よりも大切にしていただきたいのは「お子さまとの会話」です。
理解される喜び、伝える楽しさ、これが今だけではないここから長い親子の関係に大きく影響するのは言うまでもありません。
言葉は、心を育て、思考を深め、世界を広げてくれる力を持っています。
ぜひ、日常のふとした瞬間を「学びの場」に変えていってくださいね。
私もこれからまた、学習や言語に関するテーマで、皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。
今週も皆さんの心のサクラが咲きますように。
参考:ポッドキャスト番組「小学校お受験相談咲良カフェ」012.こどもの頭の中を覗いてみよう~言語~ 2022年6月4日配信