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#番外編② 夏の過ごし方 ー年長(5~6歳)・5歳児編ー

#番外編② 夏の過ごし方 ー年長(5~6歳)・5歳児編ー

小学校受験のリアルをお届け!ポッドキャスト番組「お受験相談 咲良カフェ」

2022年よりお届けしているポッドキャスト番組「お受験相談 咲良カフェ」の内容をもとに、内容をアップデートしてこれからブログにまとめて掲載していきます。小学校受験を考えているご家庭の皆さまに、役立つ情報をお届けできればと思っています。

夏の過ごし方 ー年長(5~6歳)・5歳児編ー

いつもは過去のPodcast番組でお話しする内容をリバイスして掲載していますが、
今回は番外編として、新記事を執筆し、ブログとして掲載しています。

特に、今回は「年長(5~6歳)・5歳児」の夏の過ごし方に焦点を当ててお伝えします。

受験を迎える年長さんにとって、もう後がない!と
焦るけれども、やっていることが合っているの?と
手探りのご家庭も多いはず。

何を信じればいいのか正直分からないし、暑くてヘトヘトだけど
誰に相談するという時間もないという声が聞こえます。

では
やるべきことはなんなのか
どうやるべきなのか

ご家庭によって判断していくポイントがあるはずです。
私が思っていることをお伝えしたいと思います。

1. 夏 前半

幼児教室の講習
夏の旅行の計画
日々の課題
などをこなさなくては…と
始まった夏を追いかけるように日々が過ぎてしまうのが前半です。

俯瞰して、しっかりした夏の計画を持っているでしょうか?

あまり細かすぎる計画は、変更に対応することができません。
気持ちの焦りに拍車をかけてしまうことにもなりかねません。

計画の詰め込みをし過ぎず楽しむ気持ちをもって前半のうちに、夏の時間に慣れることです。

日々については、幼稚園児さんは夏休みに入っても生活を整えることが大切です。
生活が乱れると、結局パパママが疲弊してしまいます。
お弁当作りがお休みなのに、それが原因で偏食など生活のコントロールができない状態が続くと、体調を崩すことになり、悪循環を生んでしまいます。

保育園児さんにとっては、変化のない日常かもしれません。
毎日の忙しいお仕事の中で、お受験の課題を進めていくのは、容易ではありません。
ラジオ体操の時間を起点に朝の時間を有効に使う、
夕方から夜の時間を効率的にできる方法を工夫する。

うまくいかない日が続くと、焦りに輪をかけてイライラがつのります。
時には早めに保育園を切り上げて、他の方に任せるなど、
パパママの精神的な影響が出にくい状況を創り出すのも検討されるといいでしょう。

2. 夏 中盤①

願書用の写真の撮影
面接練習
願書の下書き→清書

お子さまのお受験対策だけでなく、
親も注力することが増えて時間のリソースが圧倒的に足りない時期が始まります。
ここからは秋の本番に向けて直前対策なども増えてくるので、
この感覚が続いていくことになります。
スタミナが切れてくると、後回しにしてやれないことが増えてくることに…。
やらないことは見極め、やることをしっかり深めていくのがポイントです。

ここで、ストレス発散の仕方が、結果の分かれ目になることも。
夏の中盤は楽しい行事もいっぱいです。
夏の開放的な時間を過ごすのにも
・夏の花火からカラオケ、宴会三昧 で過ごしたご家族と
・家族や親戚とのお出かけから教育的な学びに繋げているご家族と
どんな違いが表れてくるでしょう?

私は、特に年長さんの夏の海外旅行はおススメしていません。
たまに、何か特別なことをしなくてはならないのではないかとか、
一旦0にして気持ちを切り替えたいという理由から海外旅行をされる方がいます。
帰国してからの時差を調整するのは容易ではありませんし、
何よりも、特別なことはむしろ日常にあるためです。

大人は大丈夫でもお子様の環境を大きく変えることで、適応できない範囲まで広げるのは得策ではないと考えます。
もちろん、ご親戚やおじいちゃま、おばあちゃまが海外にいらして、日常のイベントであれば例外ですし、日本に来ていただいて日本を再発見していくのも素敵ですね。

3. 夏 中盤②

夏は子どもたちも心身ともに大きく成長しています。

前掲の過ごし方で違いが表れてくるのは子どもたちの言動です。
例えば面接。

「夏はどんな風に過ごしましたか?」
「○○へ行きました。」で終わってしまうパターンが多く見られます。
詰め込みだったり、正解を言わなくてはならないと思っているお子様に多いパターンです。
本当は沢山親子でも会話をしているはずなのですが、印象に残っている学びが言葉になりません。

「魚釣りに行って、美味しいお刺身にしました。お魚は綺麗なところに住んでほしいから、次の朝ラジオ体操の後に浜辺でごみ拾いをしました。」
「○○公園のカブトムシを育てて、大会に出ました。強くするために、えさを工夫して作ってみました。○○と○○を入れたらすごく色も艶も良くて、立派になりました」
自然とこんなお話ができたらどうでしょう?
なかなか子供が自分からお話をどんどんしてくれないというご家庭も多いです。
思っていることや頭に浮かんでいる場面があっても言語化できないのは、
日頃から言葉のバラエティを増やしているか、短い文章でもいいので4つくらいで話す練習を与えているかです。
インプットとアウトプットのバランスいかがでしょう?
お子さまに聞いているのに、親が答えていることはありませんか?
やっぱり、育てたように育つのです。

4. 夏 中盤③

ストレスを抱え込むケースが多くなるのも、この時期から秋~冬まで。

幼児教室での様子や模試の結果で、直前まで気を揉むことになります。
思うような結果が出ない。
順調なのに、順位に表れない。
模試では確実だと思ったのに、試験の結果がうらはら…。

こういったことは想定内と思うことです。

そもそも、子どもの調子は日によって大きく変わります。
自分をうまくコントロールできるのは、自己を確立できる第二次成長期を迎えてから。
幼児期に結果が直結しないこともあるのは、当たり前でもあるのです。
あくまで目安として捉え、一喜一憂しない練習を親もしていくことです。

そうは言ってもそれが難しい。
それはそうです。
お試験が終わるまでは、そんな気持ちに自分自身つきあっていくことになります。

でも、こういった成長や発達のことを知っているか知らないか。
突然飛んでくる剛速球
乗ったことも見たこともないジェットコースターの体験
のように
知らないで面食らうことがないよう
少しイメージができているといいのではないでしょうか?

5. 夏 後半

秋が見えてきて、急に現実化していきます。

まず、準備があれば憂いなし。
そろっていないお試験当日の用品は今のうちにです。
予備の靴下、傘や夏の間に大きくなる靴や上履きなど
ここからは時間がなくなるので、とにかく前もって。

合わせて面接練習も重ねてください。
プレゼン慣れ・お話の機会の多いお父様は、
「大丈夫!」と思いがち。
でも、娘の面接は全然違って、膝がガクガクして自分でもびっくりした
とおっしゃる方もいました。

私は毎年お父様との個別練習を重ねます。
もちろんお母さまとのこともあります。
これが醍醐味です。
そこで学校への理解やご家庭の魅力を最大限に凝縮して話せるようになると、
緊張の中にも謙虚さと自信が生まれます。

壁打ちだけの打診のこともありますが、
私は合格を手に入れること=そのご家庭がご自身で言語化できる状態
なので、内容にも言及します。

もちろん、親ができることには限りがあります。
でも、親ができることなのに、
サラリと終わる面接にするのか
目的を達成するための面接にするのか
ご家庭の姿勢が分かるところでもあり、私が重視している時間でもあります。

ここまで来ると、面接も思い立っただけで迎えられるものではないことが
理解できると思います。

課題を一つ一つ乗り越えてきたご家庭が、そのご縁を手にしていくことになります。

6. 夏の終わりに

願書もいよいよ提出を迎えていきます。

お父さまとお母様の共有の時間は持てているでしょうか?
最近は特にママ任せよりも、パパも一緒に進めていらっしゃるご家庭が増えました。
向き合えば向き合うほど難しい場合は、私にもご相談いただくことが多いです。

分からない答えを話し合ったとして、お互いに不信感が募る
意見が純粋に合わない
イライラの原因は他にあると思うが言えない

どれも真実だと思います。
大波小波の中をオールを濃いで前に進むために、
お子さまの小学校受験という経験を大いに学びにしていきたいところですね。

最後に:

始めたからには
答えを知りたくて、結果を出したくて
その気持ちはとても良く分かります。

いいことも、そうでないことも含め
その答えを作っていく作業が楽しいのが子育てです。

終われば唯一無二の子育てが出来上がっていく過程
そのものに価値があるということに気が付かれるはずです。

子どもの可能性を信じて伸ばすために始めたのに、
いつの間にかその子どもらしさが
どこかに置き去りになっていかないように。

作り込まれたり、言わされているお子さまはすぐに分かるものです。
そして、泣いたり笑ったりしながら、成長しているお子さまの姿が
本当に元気なのかどうかは
親が観察していれば分かりますよね。

その子らしさの表し方は千差万別です。
控えめでも芯の強い子
わんぱくだけど、心根が優しい子
どの子が良くて、どの子はダメでなんてことはないのです。

お受験対策や知育について、SNSでは色々なノウハウがいっぱいあります。
お子さまやご家族は千差万別なので、万人に合うものでありません。
それぞれに合ったものを合ったタイミングで、
そんなことをご相談しながら進めていくのが私もとても楽しいです。

夏も真っ盛り。
どんなことがあっても、今週も皆さんの心のサクラが咲きますように。